酷暑を実感させる言葉、熱帯夜。京阪神間では恒例のように連日熱帯夜が続きます。篠山盆地は内陸部ですが、標高200mに位置し、田園と緑地が拡がる環境で、熱帯夜は年に1度か2度ある程度です。夜は過ごしやすいと感じる人は多いようです。それは全国主要都市の中では東北の仙台に近いようです。
観測データから見る熱帯夜日数一覧 年平均で1日あまり 猛暑を実感するものに熱帯夜があります。うだるような寝苦しい夜をひとことで表しています。 熱帯夜とは気象庁の用語で夜間(夕方から翌朝まで)の最低気温が摂氏25度以上のことをいいます。しかし、時刻の定義など厳格な用語でないため正式な観測記録はないようです。最低気温が25度以上の日を熱帯夜として数えるのが一般的なようです。 熱帯夜日一覧 日数をグラフにしたもの 標高200mの篠山盆地は年間で1日程度で、ヒートアイランド現象も加わり連続して30日~40日と熱帯夜が続く京阪神と比べると格段に涼しいといえます。 市の方で記録が残っている1981年以降を見れば、熱帯夜日数について劇的な変化や年代別の著しい片寄は見られません。しかし、それ以前との比較は他市の年間平均日数からもかなり増えていることが推察できます。 近隣地域との比較で見ると三田は熱帯夜の日数も篠山とほぼ同じです。柏原は農村環境としては篠山と同じですが、標高が100m低い分気温が高く熱帯夜の日数も年間3~5日程度はあります。 篠山の気温は主要都市では仙台市に近い 熱帯夜日数は1981年から2017年までで49日あり、1年間で1.32日あり、下のウィキペディアの情報では宮城県仙台市とほぼ同じです。ちなみに仙台市は年間平均気温12.4度、年間降水量1254mmで篠山市の12.8度、1351mmと近い気象にあることがわかります。 ▲ウィキペディア 熱帯夜 (温度) (降水量mm) ハイサーグラフによって仙台と篠山を比べると気温は似通っているが、夏は仙台がやや冷涼といえます。降水量は篠山が冬はやや多く、逆に夏はやや少ないことがわかります。 30年という期間での熱帯夜日数の大きな変動は見られませんでしたが、地球温暖化、気象変動による熱帯夜の増加が今後予想されます。 一覧 |
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