2018年の夏は全国的に記録的な猛暑として記憶に残ることになりました。篠山においても最高気温が35度以上の猛暑日は7月、8月で7日と3日計10日間あり、これは1985年以来の記録です。8月23日深夜から2日未明に兵庫県に上陸した台風20号は強い雨と風をもたらしました。
7月の猛暑は、8月に入っても続き、全国各地で記録的な猛暑に 2018年7月は記録的な猛暑となり、篠山でも7月の平均気温としては観測史上2番目を記録しましたが、続く8月も全国的に猛暑が続き、各地で40度を超えるところが続出しました。 観測記録を見てみましょう。詳細はこちら(1カ月の観測記録)で見ることができます。 まず注目するのは最高気温が35度以上の猛暑日です。3日間あり、7月の7日間と合わせて10日間記録しました。これは1995年以来の数です。近年異常気象といわれますが、猛暑日自体は1年に1日あるかないかという状態でした。今年の猛暑が最近なかった程度であることを示しています。8月の平均気温は26.4度と平年より0.9度高く1981年以降ではでは7番目の記録になっています。猛暑のもうひとつの指標ともいえる熱帯夜日数ですが、これは8月は1日で、7、8月を通じてもこの1日だけでした。昼間の暑さに比べ夜間は例年並みでした。 台風20号がもたらした雨と風 2018年8月の気象のもうひとつの特徴は当地方を直撃した台風20号があります。 8月の降水量は199mmと平年の140mmよりかなり多くなりました。しかし、7月上旬の集中豪雨の後、極端な小雨状態で、8月に入っても同様で、場所によっては全く降水量がゼロのところがありました。8月23日深夜から24日未明にかけて篠山地方は強い台風20号の直撃を受けました。台風の進路のすぐ東側に位置したため非常に強い風と雨に見舞われました。午後10時から午前3時までの間に150mmの雨をもたらしました。しかし、これだけ集中した雨にもかかわらず、雨による被害をもたらさなかったのは、それまでの1ヶ月半のカラカラ状態で多くが大地に吸収されてしまったためでした。 1カ月単位で見れば平年以上の降水量ということですが、極端な小雨と瞬間的な集中豪雨という組み合わせによるものです。 日本気象協会の過去天気の気象衛星(2018年8月23日)から引用しています。 このグラフは1時間毎の観測データで年月日を指定して、観測データを表示した後、グラフを表示します。 一覧 |
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